韓国「Kドラマ聖地巡礼」最前線:2026年、江陵・済州の撮影地が熱い理由
推しドラマのあのシーンを、実際に自分の足で歩いてみたい——その欲求は国境を越える。韓国観光公社(KTO)の調査によると、訪韓外国人観光客のうちK-POP・韓流スター関連スポットを訪問した割合は2022年の7.7%から2023年には11.1%へと上昇した。この流れは2026年に入りさらに加速しており、韓国文化体育観光部の発表では2026年1〜4月の累積訪韓外国人観光客数は約677万人に達し、前年同期比21.4%増と過去最高を記録した。専門家はK-POPやドラマなど韓流コンテンツの拡散をその主要因として挙げている。本稿では2026年現在もっとも注目されているドラマ撮影地を地域別に整理し、実際に予約可能なツアー商品まで併せて紹介する。

なぜ今「聖地巡礼」がここまで盛り上がっているのか
① K-コンテンツが訪韓観光を牽引:
文化体育観光部と韓国観光公社の分析によると、2026年3月に光化門で開催されたBTSのコンサートでは外国人観客の比率が44.7%に達した。大型コンテンツイベントが宿泊・交通・買物消費の拡大に直結している構造が、データで裏付けられている。
② 観光動線がソウル・釜山・済州から地方都市へ拡大:
ヤノルジャリサーチが2026年1月に発表した分析では、外国人観光客の移動経路がソウル・釜山・済州中心から地方都市へと広がる傾向が確認された。これは江陵・麗水・安東など、撮影地を抱える地方旅行商品の閲覧数増加にも直結している。
③ 自治体も公式キャンペーンで後押し:
江陵市は「2026〜2027江陵訪問の年」事業の一環として毎月おすすめ旅行地を発表しており、2026年3月には「トッケビ」の注文津防砂堤、「ザ・グローリー」のソドル防波堤、BTSミュージックビデオ撮影地の注文津バス停留所の3か所を公式おすすめコースに選定した。

地域別 撮影地完全ガイド
【江原道・江陵】「トッケビ」の聖地、放送10年経っても現在進行形
・注文津防砂堤(江原道江陵市注文津邑海岸路1609一帯):tvN「トッケビ」でキム・シンとチ・ウンタクが初めて出会った場所。放送10周年を迎えた2026年7月にも俳優コン・ユ、キム・ゴウンらが実際に再訪するほど、今もファンの足が絶えない。
・ソドル防波堤:Netflix「ザ・グローリー」の撮影地で、江陵市が2026年3月に公式おすすめコースに指定した。
・注文津バス停留所:BTSミュージックビデオの撮影地としてK-POPファンの聖地巡礼コースになっている。
・おすすめ動線:注文津防砂堤 → 永津海水浴場 → 注文津港・水産市場 → 安木海岸コーヒー通り(半日コース)
【済州】話題作の舞台となった済州の海と村
・キムニョン海水浴場・城山日出峰:Netflix話題作でヒロインの幼少期の背景となった場所。
・済州牧官衙・済州地方法院・海女博物館:同作品の時代劇シーンの撮影地で、済州市内コースと合わせて回るファンが多い。
・道頭峰・光チ機海岸・秘密の森:済州を舞台にした人気ドラマのファンが訪れる15か所の撮影地のうち中心スポットで、済州東部コースにまとめやすい。
・CSホテル&リゾート・新昌風車海岸:「シークレット・ガーデン」の撮影地として、今もスナップ写真の名所として語り継がれている。

【ソウル】都心に息づくロケーション
・益善洞韓屋村:「トッケビ」の感情が爆発する名場面が生まれた場所で、狭い路地に密集する改良韓屋が独特の雰囲気を作り出す。
・徳寿宮石垣道:数多くの恋愛ドラマで秋の紅葉とともに登場する定番ロケーション。

【釜山】海を抱く撮影地
・多大浦海水浴場:人気ラブコメディ作品で美しい夕日とともに登場した場所で、釜山市街地とはひと味違う穏やかな雰囲気が魅力。
今すぐ予約できる聖地巡礼ツアー
・済州 人気ドラマ撮影地日帰りツアー:KKdayで予約する
・釜山 Kドラマ撮影地半日ツアー:Klookで予約する
※本稿はコスメや健康食品ではなく体験型ツアー商品を扱うため、AmazonやQoo10ではなく実際の旅行予約プラットフォーム(KKday/Klook)のリンクを掲載している。
・江陵・済州は公共交通機関でのアクセスがやや不便な区間が多く、レンタカーまたは現地ツアー商品の利用がおすすめだ。
訪問時に守るべき3つのマナー
① ロケーションマナーの徹底:撮影地の多くは実際の住民の居住地、または営業中のカフェ・店舗である。プライバシー侵害や営業妨害にならないよう配慮が必要だ。
② 平日午前の訪問を推奨:人気のカフェや通りは週末に大変混雑するため、余裕を持って写真を撮りたいなら平日午前がベストタイミングとなる。
③ 天候・開場時間の事前確認:江陵注文津防砂堤のような屋外の海岸地形は波・強風の影響を受けやすいため訪問前に気象情報を必ず確認し、海水浴場タイプの撮影地は開場期間が定められている場合が多いため事前確認が欠かせない。



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